『ぼうし』について
これは、どこかからとんできたぼうしを、次から次へ、勝手にみんな(動物たち)が、ためしにかぶってみる――そんな絵本です。絵本のページをめくるとき、ぼうしが、「スーッ」と飛んでいくところ、あるいはぼうしが「コロコロ」と、ころがっていくところを空想してください。そうして次のページを見てください。
著者紹介
<さく> 長新太
東京に生まれる。絵本、漫画、イラストレーション、エッセイと幅広く活躍した。2005年6月逝去。
絵本に「おしゃべりなたまごやき」(文藝春秋漫画賞)「はるですよ ふくろうおばさん」(講談社出版文化賞絵本賞)「キャベツくん」(絵本にっぽん大賞)「ぞうのたまごのたまごやき」(小学館絵画賞)「ゴムあたまポンたろう」(日本絵本賞)「ちへんせんのみえるところ」「みみずのオッサン」「どうぶつどどいつ」など多数ある。国際アンデルセン賞国内賞、路傍の石幼少年文学賞、エクソンモービル児童文化賞など受賞も多数。